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「反転技法」を用いて制作したリトグラフ作品。
アルミ版にダーマトグラフやリトクレヨンなどで、ネガ画像のように描画し、調子をすべて反転させてつくる。リトグラフ特有の描画したクレヨンの調子が、好きになれず、ある意味、正攻法から目をそらした。リトグラフを始めた頃から、この技法を研究している。
反転することにより、調子の出し方にもよるが、独特のガラス質のような質感を画面に生み出すことができた。クレヨン画の複製のようなリトグラフの調子では永久に到達できないような表現の領域をみせられるのである。
版が安定するまでにある程度の印刷技術を求められてしまうが、その代償に見合う恩恵を得た印象はある。しかし、リトグラフ特有の表現とはまた違う答えの一つにすぎない。
リトグラフの魅力はモノクロームでこそ生きる部分が、大きいように感じる。白と黒の構成で見る人の足を止められたのならば、まず私のマジックの第一段階は、成功したと言える。
盲目
Lithograph/197×110mm/2012年
星降る夜
Lithograph/1000×700mm/2012年
光-静寂
Lithograph/700×900mm/2011年
human,human
Lithograph/650×750mm/2010年
ランデブー
Lithograph/350×500mm/2010年
that you are there
Lithograph/1000×700mm/2004年
悲しみはbelow
Lithograph/1000×700mm/2004年
ささやかな宴
Lithograph/1000×1400mm/2003年
病める惑星
Lithograph/300×210mm/2002年
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